バイオリンのこと

バイオリンを始めるきっかけとなった方が居なくなったので、なんだかバイオリンを続ける気持ちがなくなりました。
毎月30分×3日で9,450円は今の僕には高いです。特に職場の人が月曜日に休みをとることが多いので、月に2回しか通えないことがあります。地震の直後は教室がなかったりして、数えるほどしか通えていません。

でも、バイオリンのローンが未だ大分有るので、勿体無いから続けています。左手の爪も弦を押さえるのにもう少しで整います。深爪が落ち着いたら爪先で弦を押さえることもなくなるので、あと少しで指先の変形も完成です。ただ、小さな頃と違って、手指がブヨブヨの袋なので、爪のほうで押さえないと上手く押さえられません。

バイオリンを続けているのは、そんな感じです。とても先生にも失礼だと思うのですが、バイオリンをケースから出すと思い出されてとても楽しく弾くことができません。どうしても練習していた曲を奏で始めるとむねがいっぱいになって、涙で譜面が見えません。
だけど、意地になって弾こう弾こうとしています。弾かなくなったら負けだと思うから。今日も40分くらい練習しました。

もうじき1年になりますが、曲は3曲だけ。沢山曲目はあるのに、全然だめです。ただ、個人レッスンなので、先生に「引こうとすると悲しくなって弾けない」ことなど正直に話して気持ちは楽になり20分くらいは引いてます。

月曜日の晩御飯の用意が出来ないことや急いで仕事を切り上げることなど時々「なんでこうしてまで通うんだろう」と思うことがあります。
本当は17:30から30分なのですが、特別に18:00までに入ったら30分レッスンを受けられるようにしました。

お金と時間と気持ちの3つとも揃っておらず、金銭的にも苦痛ですが意地でも通います。通わないといけないから。

時々上手く弾いている時は、考えないで弾けることがあります。実は中学校から音楽は嫌いで、楽譜が全く読めないのですが、指番号とソレラミの場所だけ覚えたので、一つの音ならなんとか追うことが出来るようにはなりました。でも、初見の楽譜は全然分りません。音が結びつかないのです。きっとそういう思考回路なんだろうなと思います。

プログラムをしていた頃、絵の才能のあるプログラマーと音楽の才能のあるプログラマーが居ると音楽の才能のあるプログラマーの方が成功する。と聞いたことがあります。たしかに、絵は描くのですが音楽はまるっきりチンプンカンプンです。

オーディオを揃えてCDを聞いていたときは、音響を聞いていただけで音楽は聴いていませんでした。物を揃えたりプランを練るほうが楽しかったです。なので、バイオリンで楽しかったのは、地震の頃まで、特に音楽室の防音施工大工工事をしていた頃が楽しかったです。

地震で中断している防音工事の続きと新たにプランに加わった、プラマードの導入を検討しています。これは、楽しいです。バイオリンの先生にも出来を褒められたので、結構自分でもいい感じと思っています。
音楽室の天井裏の二重化も進みましたから、換気工事も検討中です。夏場は30度を余裕で越える部屋なのでエアコンとかも含めて検討しています。

結局のところ、自分でしたいことをするのが幸せと言うことですね。でも、バイオリンを始めたおかげで覚えられたこともあったし、弓の毛換えの時期も近いので弓ケースを昨日注文しました。

明日か明後日には弓ケースが届きます。届いたら一時的に前のカーボン弓を使って、今のMB-200は毛換えに出そうと思います。次の弓は、アルシェだとTRAD-S位か杉藤だとM5クラスかなと思っています。
20万ちょいです。購入できる日は遠いですね。でも、松尾弦楽器で持って見た弓で良いなぁと感じたものは100万円クラスでした。時給1300円の暮らしでは持つことは出来そうに有りません。